日々

7月3日 本日のお野菜セットの内容です。

さぁ、2020年の後半戦です!

巻き返しとか、取り戻すとか、
しなくていいんじゃないかって思います。
むしろ、気づいたこともたくさんあったので、

じっと見つめてきた意識をどのように羽ばたかせるか!
チャンスなのでは。
それを自分で楽しんでみたり、おののいてみたりしながら、進んでいく。
きっと同じ感覚の人が前よりもずっと近くにいるし
声をあげてると思います。
少なくとも、私たちはそう感じているのです。


さて、今回は瓜祭り!
4種類ものいろんな瓜が入りました。
愛知県、長崎県(元は宮崎県)、長野県、福井県!
それぞれの味や風味を楽しんでいただけたらと思います!
お味噌を変えたり、調味料とあわせ味噌にしてみたり、
辛味、甘み、しょっぱさ、で楽しんでみてください。

宮崎県の郷土料理は冷汁。そこには必ず、キュウリが入っています。
平家キュウリ、ぜひ冷汁、や、お出汁で煮てみたりしてください。
昔のキュウリは火入れすると美味しいです。

八町キュウリには、今のキュウリにはない、つぶつぶが。
これがあるからまな板での「板ずり」が必要だったのがわかりますね。
塩をふってゴリゴリしてみてください!

赤紫蘇も先週から、引き続き。
紫蘇ジュースにする時、青紫蘇も一緒に入れると、香りがもっと豊かになります!
また、紫蘇の塩漬けを作っておいて、
おにぎりに巻いたり、柴漬けなどもいいですね。
でも、今回の吉川ナスはおいしすぎるので、ジュッと焼いて醤油でいただいてください!

そして、ご縁があって林ぶどう農園さんの、
種苗法について考えよう!の動画シリーズ、に出ております。
法律について、というよりも、
この野菜たちの今の現状をお伝えしています。
そこから、まず知ってほしいですし、そのあと、やっぱり食べてほしいですものね。
もしご興味ありましたら。
結構おもしろい話しています!(自画自賛!)


林ぶどう農園さんの動画に出演しております!

種苗法改正について少しずつ落ち着いた意見なども見受けられるようになりました。
知っているから、知らないから、というところでの判断が
いい悪い、とかでは決して、ないのですが、
私たちにとってはやはり、日々のこととなるので、
この法律を語る以上、いろんな方向から理解しておくべきことが山ほどあるような気がして
なかなか、賛成とも反対とも言い切れない、煮え切らない!ところにいました。
ただ、それでいいんだとも思っていて。
必ず、白黒な意見であるべきだとも思っていなくて、
今は、グレーでしか答えが出せないなら、それでいいんだと思っています。

ただし、その議論は正しい情報の元で考えていきたいですし、
もしくは、間違った理解をしていたなら、それをきちんと、訂正していきたいですし、
さらには、賛成派、反対派、が、対立しているとは思いたくなくて。
お互いの根本的なところは、種を大切にしようよ!という流れ、だとするならば。
というところに、想いをおいています。

そんな中で、友人から林さんのnoteを教えていただきました。
ぶどうを栽培されつつ、個人育種家(品種改良する人)としていらっしゃる方です。
とても興味深く、ひとつひとつ丁寧に
当事者、として話されていることにとても好感をもち、
皆さんにもこんな意見があるんだよ!とご紹介したいので
リンクさせていただきたいです!と、了承いただくために
ご連絡をこちらからさせていただきました。

何度か、お話させていただく中で、
少ない言葉を交わしただけでも
あぁ、同じ感覚の中で、同じ意識の中で、
野菜と果実の、種、にまつわることを互いに生業としているんだなと。

同じように思った方はたくさんいらしたと思うんです。
ですから、ものすごい多くの人たちに(本当にすごい!)
林さんのnoteが読まれていく様子をみて、
素晴らしいなと思っていました。
そのnote、もう一度、リンクを貼っておきます。
https://note.com/grapelabp/n/n53a70ed87db1

そして、林さんがご友人でもある、真鍋さんと素晴らしい活動をはじめられました。

種苗法改正をテーマに賛成反対問わず様々な立場の方と
対談を重ねる動画(ユーチューブ)シリーズを立ち上げたのです。

第1回目は、種苗法改正の本丸農水省担当室 藤田室長!!
第2回目は、なんと、山田正彦氏!!
そして、
第3回目は、、高橋、です!
この、並び!!笑

ある意味、混乱を招きそうです!!
でも、混乱すべきですよね、
とても難しい話です、先日の私たちのブログでも書いた通り、
今、はじまったことではないからです。

日本の原産の野菜、野菜っていうか、食べられる文化をもつ植物でいうと、
ウドとか、ヤマイモ、セリ、フキ、ミョウガ、ワサビ、、、 くらいしかないのです。
もう少しありますが、
ようは、大根とか人参とかかぼちゃとか、野菜は全部、
外来種なんです。
ヨーロッパから、アメリカから、中国から、インドから。
誰かが旅をして運んできたり、種自らが少しずつ栽培の範囲を広げたりしながら、
そこから、農を営む人たちの手によって、
日本の季節、風、土、によって、土着していくのです。
それが、今、話をしている固定種・在来種の野菜。
(この説明もちょっとざっとしています、すみません)

そこから、理解していかないと、今、ここにきて、
「日本の品種が!」
の、意味、を履き違えると、いえ、もちろん、
日本の品種と言って正しいわけなんですけど、
そもそも、野菜とは?のところを理解してなければ、
私たちの感覚が、途中からはじまってしまい、
そこで、自家採種が、とか、種は公共の資源だ、とか、って話になると
当然、どこかでボタンが掛け違ってくると思います。

ということで、
長くなりましたが、八百屋としてお話できることは
種苗法改正、について話をした、というよりも
在来野菜が、どういう野菜なのか、
今、現状の状況はどうなのか、というところをお伝えしたつもりです。
案の定、時間は全然足りませんでしたし、
林さんの日常ともっとリンクさせていくことができたのですけど、

日本の古来種野菜のことを、もっと知って!
おいしさも、その歴史も、その背景も、もっと知って!
その上で、議論できたらいいですよね。

おいしいさ、美しさ、その歴史、日本人としての、
所作や文化、祈る気持ち、を、隣に置いといて、にならないように。

フルバージョンhttps://youtu.be/ZhOG5_pd78w

分割版パート1https://youtu.be/mtfY1L5k4GA
分割版パート2https://youtu.be/UGkC3YYpoZU

林ぶどう農園、林さん、そして、わかりやすく進行をしてくださった真鍋さん、
動画を編集くださった、林さんの奥様、
本当にお世話になりました。
学んだのは、むしろ、こちらの方です!

多くの方が、不安の中で議論していくのではなくて、
安心したたくさんの情報の中で議論されていきますように。
白もいいし、黒もいいし、グレーでもいい。
そして、古来種野菜は美味しいですから、
みなさんに、食べていただきたいですね!

ぜひ、ユーチューブ、見てみてください!
そして、感想などあれば、ぜひ!議論したり、ウンウンとうなずいたり、しませんか?

6月26日 本日のお野菜セットの内容です。

今日は10種類!

バラエティーに富んでますね。
まず、小さいですが日本南瓜を1つ、まるっとおいれしました。皮ももちろんいただけます。
吉川なす、の、「とげ」には注意してくださいね。
そして、じーっとみてみてください。収穫する時、もちろん軍手したり、
何かしら手立てしてると思いますがきっと農家さんたちは痛いだろうな、、と思います。

そして、季節感あふれる、赤紫蘇!
紫蘇シロップのレシピ分量は書いていないですが、
水分少なめに作って保存期間を長めにするのも。
砂糖の種類を試したりお酢の分量を変えたり、
いただく直前にレモンを絞ったりすると風味が変わるのでおすすめです!

梅雨の重だるさも出てくるのかなと思います。
水分をとりながらストレッチをして、食べ過ぎないように心がけると
体も少し楽になるのかなと、なんとなく思います。
なかなか、状況に慣れないところもありますけど、楽しいこと、や、時間をかけて過ごすこと、
などのちょっとした工夫が、明日や、明後日の、自分を支えてくれることがありますよね。
この野菜もその楽しみの一つになればいいなって思います。

6月19日 本日のお野菜セットの内容です。

さて、今日は初ものオンパレード!

まず、かりもり!カリッとおいしいからもりっと食べれる!なんて素敵なネーミング!
とっとき1号もとっておき、からきてるのですが、愛知県の伝統野菜、洒落てます。
そして福井県の吉川ナスは、とにかく、ジューシーでおいしい!文句なし!
の、美味しさなのですが、取り扱いに注意。
ヘタの所のとげ!刺さると、痛い!痛いですーー!とにかく、痛いーー!ので、気をつけてください。
そして、小さなかぼちゃ!一般的な西洋カボチャとはちょっと醸し出す雰囲気が違いますね。
調理方法も詳しく書きました。煮込み過ぎないようにされてくださいね。

そして、じゃがいも!新しいのとひね、と出させていただきました。
ひね、というのは貯蔵して冬をこしたもの。
人でいうと人間味溢れる人生を熟した大人!とでもいうのでしょうか(大げさかな)
赤いテープがひね、緑のテープが新。

さぁ、観察してみましょう!
みため、触った感じ、切ってみたら、火を入れてみたら、途中でつまみ食い そして、食感、
そのまま一晩おいて、次の日にも食べてみましょう。
わざわざ、そんなことをお客様にさせてしまって申し訳ございません!
何か、感じる、うちにある、自分の、何か、ありましたか?
あってもなくても、このどちらも、じゃがいも、ですね。

6月22日(月) 10:00-10:54 BS朝日「バトンタッチ SDGsはじめてます」に出演します。

6月22日にBS朝日「バトンタッチ SDGsはじめてます」に出演します。

私たちができること、というのは古来種野菜を食べてもらうこと、
それしかなく、SDGsの17の目標のどこに自分たちの意識や気持ちが存在しているのか、
というのは今わかることではなくもう少し先に、
自分たちの手応えではなく繰り返す暮らし・社会の中で、
ぼんやりとわかることなのかもしれないなと思っていました。

ですが、掲げられたことと、日常を照らし合わせている方々の
それぞれの視点をみせていただくと、深くいろんなことを考えさせられます。
自分ではない誰かと、一緒にみたり聞いたり考えたり触れたりすることで
また、自分に違う感覚が新たに、むくむくと芽生えてくるのがよくわかるのです。

日本に住みながら、この17のゴール、を考えるとき、手段・方法と併せたその奥に
「自分ではない誰かと一緒に考えること」「目にみえないところに誰かと触れていくこと」
も併せ持てるんだなと思います。

私たちにとってもこの企画に参加させていただくことで、
いろんな方々の意見を聞くことができました。とても大きな学びがありました。
タイミングがあいましたら、ぜひ、ご覧になってみてください。

————————————————————–
*BS朝日 :「バトンタッチ SDGsはじめてます」    
https://www.bs-asahi.co.jp/passthebaton/

6月22日 夜10時~10時54分放送予定
BS朝日で今年、4月13日より始まった新番組です。
SDGsは2015年国連サミットで採択され、
加盟国が2030年までに達成しようと掲げた持続可能な開発目標。
海や陸の豊かさを守り貧困や飢餓をなくすー世界をもっと暮らしやすい場所にするための取り組みです。
番組では毎回SDGsをはじめている人の元へ、SDGsのゴールである30年に活躍するであろう若者たちが訪れ、
なんらかのバトンと受け取る、番組です。

6月12日 本日のお野菜セットの内容です。

先週から!冷蔵での配送に切り替えさせていただいております。
今年は暑くなりそうですね。湿気ももはやすごいです。
マスク着用もありますので
いろんなことに気を使わなくてはいけないですけど、
気を抜けるところはぬきつつ、
何か少しだけでも、ひとつでも、楽しめるといいですね。
そんな時間のひとつとして古来種野菜を楽しんでもらえると嬉しいです!

今週もなんだか端境期な感じが出てしまっているので
先週に引き続き、、、ですが、人参を1袋サービスさせていただいております!
厚めにカットして軽く塩もみして冷蔵庫に入れておくだけで、
ポリポリ!いただけますので、たくさん召し上がってください。

そして、先週はうすいえんどうの豆苗をお入れしたですが、
今週はなんとその実を!お入れすることができて、とても嬉しいです。
植物のいろんなところを食べている、という私たち動物。
少しでも自然を感じられるといいなと思います。

そして、今年初もの!の、葉ごぼう!
岩崎さんの葉ごぼうは美味しくて、美味しすぎて!
一年を通じて出回っていたらなぁと思う野菜のひとつです。
でも、ないからこそ、の時間を堪能しているのかもしれません。
毎年このごぼうを見ると、季節を感じ、
ありがたい気持ちがふわっと湧き上がってきます。

そして、平家きゅうりも、初ものです。
その歴史。そこにある時間。
私たちの想像を超えるところでその歴史が存在していて
その存在の手にとれる、食べれる、証拠とでもいうのでしょうか。
何百年続いているのか、ぜひ、数えてみてください。

さて、梅雨です。整えていきましょう!
うちはバランスボールを導入しました!
子どもと二階から投げ合ってます!

6月5日 本日のお野菜セットの内容です

さて、今回は豆苗!
説明にも書きましたけど、
えんどう豆の、新芽を食べて、葉やツルも食べて、実も食べるなんて。
そのそれぞれ、別なものではなくて植物として、繋がっていますね。
この感覚とても大切だなと思います。
私たちは野菜の一生のうちどこだって
いただいていただいてしまう動物なのです。
そして、夏、を感じさせてくれるズッキーニ。
今年はじめて、ご紹介することができました。

そして、野菜の種類がなかなか揃わなかったので人参を多めに!
入れさせていただきました。たくさん食べてくださいね!
(人参のレシピお待ちしております!)

6月6.7日着、13.14日着のお野菜セットにつきまして

6月6.7日着、13.14日着のお野菜セットにつきまして

端境期、ということや、多方面で営業の再開の見通しがあり
6月6.7日着、13.14日着のお野菜セット、
新規ご注文については、完売とさせていただきました。
ご検討されていた方がいらしたら、ご希望にそえず申し訳ございません。
今、お申し込みされますと、最短でのお届けは、
6月20.21日となります。
ご注文ページよりお申込みください。
ご不便をおかけいたしますがよろしくお願いいたします!

古来種野菜販売会、ありがとうございました!

古来種野菜販売会、ありがとうございました!

緊急事態宣言が出てから私たちに何ができるだろうと、
動きながら考える時間ともいえた、
にほん酒やさんでは毎日のように、
キチムでは週末に、
古来種野菜を販売させていただいておりましたが
今日くらいからいろんな場所で、いろんなことが再開されていくにあたり
新しいやり方を模索したり、手探りで進んだりすることが
多くなってきました。
これは、もう、私たちだけではなくて、
みなさんも社会も、きっとそうだと思うのですが
今までちょっとゆっくりしすぎた面も加えて、、、(それはそれでギフト!)

この再開の流れをどう取り込むか、というのは、
今まで通りではない分、時間を少しかけて
過去、現在、未来、の学びを感覚的に取り込みながら進めたいと思い
販売会については、いったんここで、仕切りを。

とても充実した時間でした。
来てくださった方とのお話は何にも変えられない生身の気持ちや言葉で
出会えなければ受け取れないものでした。
あたたかかった、です。とてもとても。
どうすればいいんでしょうね、
どうなっていくんでしょうね、
不安も話して、
帰り際には
どうかおからだお大事に。と、
優しい声をかけあって、それぞれの生活の場へもどっていく。
こんな人との気持ちのとおるかけあいをしてるから
まだ、灯りが、きっとあると信じることができました。

また、今の流れを組みつつ近いうちにやります!
ふたたび!
のような、流れで。

このような事態の中で、来てくださった皆さんに。
キチムスタッフの皆さんに。
にほん酒やさんの皆さんに。
大きな大きなものをいただいたように思います。
また、どのようなかたちかで、私たちらしく
おかえしをさせていただきます。

今週の古来種野菜販売会のスケジュールです!

今週のお野菜販売について、スケジュールをお知らせします!(告知が当日の朝になってしまってすみません!)

○キチム

5月30日(土)・31日(日)12:00〜16:30まで 
武蔵野市吉祥寺本町2-14-7 吉祥ビル地下 
キチムでは、Cafe テイクアウト営業もされています!

○にほん酒や

5月29日(金)・30日(土)・31日(日)
6月1日(月)・6月2日(火)・6月3日(水)・6月5日(金)
武蔵野市吉祥寺本町2-7-13 101
13:00〜夕刻くらいまで
にほん酒やさんは、店内飲食・お持ち帰り共に13時から20時まで営業もされています!

5月29日 本日のお野菜セットの内容です

全国的に端境期です!と毎回お伝えしているのですが、
いよいよ6月いっぱいは!なかなか野菜がない時期になってきます。

この時期と、冬の種蒔きの時にはドキドキするのですが、
実りを待つ、という感覚、少し前の時代とは全く状況は違いますけど
ほんの少しでもそんな気持ちを感じられたらと、思うのです。
生活者として「待つ」ことないですものね、食べ物は何かしらありますから。

ところで、先週くらいからブログにて
種苗法改正について私たちの意見を書かせていただいております。
法律のことは難しいのですが

複雑にいろんなことが絡みあっているよ、
その中には素敵な日本人の歴史もあるよ、
というところだけでもお伝えできたらと思って

もちろんところどころで危機感というのは併せ持っていなければ、ですけど。
もしご興味がありましたらぜひ、ブログの方、チェックしてみてください。

何か食べ方などわからないことがありましたらお気軽に連絡してみてください。
久しぶりな後関晩生小松菜。
もうこれは東京の誇るべき伝統的な野菜です。
スナップエンドウ、絹さや、常盤ゴボウあたりは終わりに近づいておりますので(涙)
それもまたお楽しみいただけたら。

緊急事態宣言が解除されて初めての週末です。
東京は殺伐としていましたけど、
少しずつ行動よりもまずは気持ちの方がから

ほぐしていきたいと思っています。

手の伸ばし方、足の伸ばし方、考えながら、ですね。
皆さんもよりおからだを大切にされてください。

種苗法改正について、私たちは その3

その3、まできました。
どんどん、種苗法改正とは離れているような気がしています(笑)
どうやら思いつきで書いているように、、みえます、、、よね、、
そうです、思いつきで書いてます!
でも、確実に思いつきで支離滅裂かというとそうではなくて、
全て、1本の糸のようにつながっていることなので、どう説明するか、なんですけど。
ダラダラと、まわりからせめている、ような感覚。
ドーナツのように説明をしていかなければ、Yes,でもNo.で片付かないなぁと思います。
さぁ、今日も長めの!内容でいきたいと思います。

種から育つ野菜を食べる文化、というのは、とても尊い文化。
私たちにとって多くの学びがあります。

昔からその家に代々続く種を蒔き、野菜を育てる。それは、生きるために、食料を確保すること。
また、大きな災害や様々な理由で種が採れない=食料を確保できないこともある。
人々は、村の中で連携し、同じ種を蒔き、野菜を作り、種が採れなかった時には、
その種を、お互い分け合えるよう、村の中で守ってきました。
その「種を守る文化」は、自然と交信する、祈りそのもの、神事そのもの。
自然と共に育つその恵みをありがたくいただき、必ずお返しをするという風習。
その地域で信じている神様に野菜を供え、歌や踊りでどうかどうか無事に実りをいただけるよう祈る、
もしくは実りいただけることに感謝して、歌ったり踊ったり分け合ったりしてきました。
それが繰り返されて「文化」となる。

その時代の農は、「畜産と作物と人」をひとつにした農法でした。
そのことにより、季節を味わい尽くす、常に季節のうつろいを「美」として受入れ、生活に取り入れる。
言い換えると自然とともに生きてきた尊い時間、がそこにあり、
その小さな世界観は日本のあらゆる地域に存在していたのです。
それは日本独特の小さな縮図。
その縮図は少しずつ変化しながら日本各地で伝統的な食文化として育ちました。
実は、この縮図の思想をもとに存在しているのが、世界の認識「オーガニック」という流れなのです。
その縮図の思想とは。

「禅」

です。


1900年代初頭、欧州では、人間が一方的に自然を支配し利用してきた結果、
環境破壊を引き起こすことになったことを真に受け止める時代が訪れます。
科学的な農法に対しての不安感、そのアンチテーゼとして、
一方的だった人間と自然の関係から、対等・調和的な関係に組み替える哲学をすすめ、
人が自然の摂理にそって共生するということを基本とした「東洋の思想」、
そこと共にある「農法」を「オーガニック」とよびはじめました。

そして近年、日本にオーガニックが戻ってきた、という構図なのです。
その日本の「禅」の文化を広く世界へ広めたのは、日本人の鈴木大拙です。(ここについては、まだまだ勉強が足りません)

明治・大正時代、私たちの祖先は人間と生物の世界を隔てない、自然と一体化していた農業を取り入れていました。
ようするに世界がいきついたオーガニックという思想や農法を、
いち早く自然に行なっており、わざわざ「有機」などと言わなくてもよかったのです。

その後、日本も同じように大量生産、消費の波、都市化→大規模農業を推進する流れが進み、
そこへのアンチテーゼとして「有機農法研究会」を立ち上げるタイミングがおとずれます。
その時日本は、海外のオーガニックのしくみを積極的に取り入れました。
その本質は日本にあった、日本人が持っていたのにもかかわらず、です。

そして、1999年(平成11年)日本では有機JAS認証制度が施行され、制度として安定的に機能していくよう、
また、市場の在り方としても滞りなく周知・流通を目指していくような流れとなりました。
世界が進んでいくオーガニック市場へとの足並みを揃えていくため、でもあります。
ただ、その中で、欧米の「オーガニック」という思想の中にある、
積み重ねてきた歴史的背景や経緯などを深く議論する時間もなく、
また、日本の小さな縮図(農や村々における歴史、食べる文化、農家が胸に秘めていた思想、そして社会との相違を訴えた学生運動なども含め)
についても同じく深い議論がなされないまま、今に至っています。
法の在り方としても、生活者としても、議論され続けることが必要だったはずなのですが、
そこへの議論はパタリと止まってしまいました。

知っている人だけが知っている、というような状況です。
ですが、農家さんたちは。食べてくれる人を想い、そして未来の子どもたちを想い、
この自然豊かな日本をどう残していこうかと静かに育み、試行錯誤されていますが深く議論されなかった事によって、
私たち生活者の欲求が絡む「市場」では、「健康」や「美」に焦点があたり、
農家さんの想いとは遠いところでオーガニックの経済(ビジネスとして)として「展開」されているように思います。
オーガニックってなんだろう、と真剣に感じた時、なにかこう感じてしまう差異、というのはここにあるのです。

ここであえて言う「市場」とは、人々の欲求の場です。
そして、植物の営みから見たとき、日本の有機JAS認証はたったの20年ほどしか経っていません。
ヨチヨチ歩きです。そのルールを私たちは理解しているのでしょうか。
種はどうなの?
有機種子ってなに?
日本にあるもの?ないもの?
有機肥料はどうなの?
国産なの?
その先のことは見なくていいの?そもそも生活者が知れることなの?

今さら、何をどう紐解いて議論すればいいの?

ここまで書いておいて、なんて無責任な、と思われると思いますが、
私たちにもわからない、ということがただひとつの道しるべ。
その問いがあるからこその想い、というのもあり、古来種野菜を食べてください、と活動しています。
この時代を一緒に過ごしている人たちと、同じ感覚じゃなくても、同じ意見じゃなくても、
このルールを整理したり見守ったり、育てていくような時間の中で、
人々が会話をして意見して相手を思いながら議論を重ねて作り上げていく、
そういう感覚の中でオーガニックという市場も、感性も、思想も、次世代へつなげていきたいと、
八百屋として思うのです。

現代社会の中で「農」という枠で動こうとするとき、
すでにそこに存在している人々の意識や生活、経済、法律などが複雑にからみあって、
境界線がひけないまま動いていく、これが私たちが見えているところです。
ゴールというものはなくて、生きものや植物と同じように、多様な世界の中、
自分の立ち位置で、役割をまっとうし、成長を繰り返して、
次の世代に託していく、ただ、ただ、この繰り返しなんじゃないかなと、思います。


次回、古来種野菜を食べることはもうひとつの世界につながる、
というところをお話ししてみたいと思います。

あぁ、こういう文章はエネルギーがいりますね。
種苗法改正に関わってるみなさん、そして、意見をくださっている皆さん、
みなさま、本当にお疲れ様です。。。。

つづく。   

今週の古来種野菜販売会のスケジュールです!

今週のお野菜販売について、スケジュールをお知らせします!(告知が当日の朝になってしまってすみません!)

○キチム

5月23日(土)・24日(日)12:00〜16:30まで 
武蔵野市吉祥寺本町2-14-7 吉祥ビル地下 
キチムでは、Cafe テイクアウト営業もされています!

○にほん酒や

5月23日(土)・24日(日)・25日(月)・26日(火)・29日(金)
武蔵野市吉祥寺本町2-7-13 101
13:00〜夕刻くらいまで
にほん酒やさんは、店内飲食・お持ち帰り共に13時から20時まで営業もされています!

5月22日 本日のお野菜セットの内容です。

緑の眩しいセットになりました。
毎週頼まれている方はそろそろ違う食べ方を、、、
なんて思う方もいらっしゃるかなと思いますが、
そこはなんとか、切り抜けていただいて!(他力本願)

本日も美味しいそら豆、入りましたね。
あっという間に食べ終わってしまいますが、
でも、万が一、たくさんのそら豆が手に入ったら豆板醤!も作ってみてください。

色味の美しいスイスチャードは、ほうれん草と同じような食べ方で。
今週は少し寒さが、、、戻ってきてあたたかいものが恋しいですね。

先日はごぼうと人参のきんぴらを作って冷凍しておきました。
頃良いタイミングでひき肉と玉ねぎとあわせてハンバーグに。
香ばしい食感がとっても美味しかったです。
あと、ジャガイモはみずにつけないで皮だけ向いて千切りにして、
フライパンでぎゅーっっと押しながら焼くとくっつくので、
ガレットのようにいただきました。
子どもには人気の一品ですね。

種苗法改正について、私たちは その2

ニンジンの花、今は蕾をつけている時期。もうすぐ咲きそうですよ。

在来種・固定種野菜と、F1種の野菜 その現状

種苗法改正についていろんなところで様々な意見をききます。
その、声、によって、
この法案を知った方
自家採種ということを知った方、
種について何かを感じた方、そこから派生する様々な事柄、
これまで知っていたけど、知らないことにも触れられた機会として
私たちは、知ってもらえたことに
とても嬉しく、劇的なことだなと感じています。

今日は少し種苗法からそれる話、私たちはそれていないと思っているのですが、
もしかしたらそのように感じる可能性があるかもしれません。ですが、
『食べること、が、どこかに繋がっている』という視点をもって、
法律、を、その考えを進めてみようと思います。



私たちは在来種・固定種だけの野菜を扱う八百屋です。

「代々、種を受け継いでいる農家さんの野菜を食べてください!」

私たちがこの活動の中で一貫して伝えながら
「どうしたら、この野菜を食べるてくれる人が増えるんだろう」
と日々考えています。
そのことは、2冊の著書の中で散々に書いていますが、それと同時に、
F1種の存在もお話するべきこととして、私たちの中に大きく存在しています。
その1、の記事でも書いたように、それは否定のお話ではありません。
なぜならそこも正しい思考・直面してきた歴史だからです。

日本では一般に流通している野菜は、
有機JAS認証をとられている野菜でさえ、ほぼF1種の野菜です。
在来種・固定種の野菜は、市場で見ることはなかなかありませんし、
私たちだって幼い頃から今に至って、そのどちらも食してきた立場ですから、
そのことを否定するつもりも何もありません。
今だって美味しくいろんな野菜をいただいています。
ただ代々受け継がれている野菜の存在を知らないまま、今の野菜を食べ続けていく未来にむけて
日本人として、もったいないな、と思うのです。

農家さんが作らなければ種は途絶えるし、
食べる人がいなくなっても種は途絶えます。


種を大切にしながら野菜を栽培されている農家さんは、
その野菜を食べてくれる人がいるから、種を蒔いて野菜を育てて、食べる人に届けています。
ものすごく単純なことですが、
作る人がいても、食べる人がいなければ種は途絶えます。
そして、作る人がいなければ種は途絶えます。
在来種・固定種の野菜はF1種と比べて(ここ重要、比べると、です)
収量が少なく、姿形もそれぞれに成長して、成育にもばらつきがあり、
定時に安定供給できないこともあり、市場で値段をつけづらい。
ですから市場から求められずに、市場からなくなりました。

市場、って?
市場、とは?

それは、今に生きる、私たちが求めていること。
今に生きる、私たちがつくってきた世界観。

現在の市場は、1本いくら、という世界。
量り売りではなく、みんながパッと見て同じ大きさで同じ色・形でなくては、同じ値段をつけられません。
同じものを、同じ大きさを、同じかたちを、同じ値段を望む消費者。
私たちが望んできた世界観、です。
さらに、都市化が進み、種を採る野菜の栽培をされる農家は減少に拍車がかかります。
もちろん、見過ごすことを良しとしない、農家さんと一緒に種を守る人たちもたくさんいらっしゃったし、
同時に、自治体ごとに「伝統野菜」「地方野菜」など、
その生存を守るため(その定義は自治体ごとに違ったりしつつも)
各地域の特色を生かしたり様々な分野と連携しながら、地域の方々と奮闘されていらっしゃいます。
それほどまでに私たちの生活の中に、流通していないのが現状です。

種、から、育つ野菜の、現状はこのような感じです。


さらに、地方自治体で守られている野菜と、
私たちのような小さな八百屋が取り扱う野菜は、そのメジャー感というのかな、
知ってもらえる現状はなかなか難しい野菜が多く。
自治体に発掘してもらって、その地域の野菜として認められたなら、
これからももうしばらくは、地方野菜として守られていくでしょう。
ですが、私たちが見ている野菜には、そこにさえ発掘されないまま、
この生産者が栽培を終えたら、種が完全に途絶えてしまう、という野菜も
実際に目の当たりにするのです。

その野菜を栽培されているのは、ご年配の方々。引継ぎてもおらずひっそりといらっしゃいます。
私たちがいくら販路をみつけたところで『多くを栽培してください!』とも言いづらい。
もう、何十年も、あきらめてきたのだから。
そう、あきらめ続けてきたのです。
そんな野菜はもう売れないし流行らないと言われて、
種を採ることも、継承することも。
あきらめてきました。
だけども、なお、それでも、
先祖から代々続いている種だからと、作り続けてしまう、
それは、やりたいとかやりたくないとかとは全然違うところにある、何か。
この農家さんにとって決して途絶えさせてはいけないという感覚の、宝物、なのです。
私にはその感覚を、想像することしかできません。
生きていく中で、一生かけても、決して理解ができることではないのです。
ですから、

『おすそ分けしていただけますか?』
それが精一杯の口説き文句だったりします。

種、から、育つ野菜の、現状はこのような感じです。

こういった、在来種・固定種の野菜の現状については、
私たちのような小さな八百屋が介入できる得意な範囲もあるし、
大手企業が介入する得意な範囲もあり、それは連携してやらなくてはいけないと思っているのですが、
何が言いたいのか、というと、

『私たちが見えているところは、小さな、小さな、世界の縮図である』

ということです。
どこの世界にも、失くなりそうになっているものがあり、
そこには人々の日常や感性があり、
そこには日本人の知恵や歴史や時間や季節を味わい尽くす尊い、何か、が、そこにあるのです。

その日本独特の小さな縮図は、世界の流れのあちこちに存在しています。
それはどういうことなのでしょう?
どんな言葉で存在しているのでしょう?
ということを、次回、説明してみようと思います。
しばらくは、種苗法改正とはとても離れた話になりますけど、
離れているわけでは決してない話だと、私たちは強く思っています。

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