2012年7月

2012/7/28 岩崎政利さんからの手紙 #2

2012/7/28 岩崎政利さんからの手紙 #2

長崎県雲仙市の岩崎政利さんからのお手紙 #2
つづき。
種における多様性を多く学んだ大切な野菜のひとつに人参があります。
この農業を始めるとともに、種を守り続けてきた。
そして今ではたくさんの野菜たちに囲まれてきた。
私から嫌われないように一生懸命に、土や風土やそして私の思いをかなえようと
後からついてきている野菜。
だから、おおきいのにしようか、ちいさいのにしようかあまり迷ってはいけない。
そして、その一粒、一粒の小さな種たちとは、それぞれに個性的な姿であったものです。
そして青菜の仲間も、大和真菜、しゃくし菜、畑菜、アブラ菜、雲仙こぶ高菜、
ターサイ、のらぼう菜、中国チンゲイサイ、水菜と、各地に根ずいている青菜、
とても似ている仲間が多いものですが、
ここにも素敵な多様性があります。そんないろいろの野菜たちも、始まりは、
両手いっぱいの種を畑の土に蒔く、やがて芽が出て畑いっぱい広がっていき、
そして選ばれたものから、花が咲き種となってそれをあやすと種とは小さくなって
また両手いっぱい帰ってくる。
やがて年数を重ねていくごとに、地域の食の文化を生み出していく。
多様性の中から、見えてきた農業とは、なんと素敵な世界であろうか。
しかしこのような世界が果たして次世代へとつながっていくのだろうか。
今や環境は激しく変化して、異常気象が当たり前となりつつある。
この当たり前の多様性の豊かな姿を、その中から産まれる、おいしい野菜とは、
これからより平和な時代に、より大切な食であると思っています。
当たり前な、さりげない、そして癒される多様なる農の世界は
平和という中で広がっていく。
そして守られていくのではないだろうか。
土から平和へとは、あまりに大きすぎて戸惑ってしまう。
しかしこの生物の多様性な農へとひらかれていく、
そして少しづつ広がっていくこととは、より豊かな心の平和を高めていくのではないでしょうか。
2012/7/28 岩崎政利さんからの手紙

2012/7/28 岩崎政利さんからの手紙

長崎県雲仙市の岩崎政利さんからのお手紙。
毎週金曜日の午前中に岩崎さんからのお野菜がごっそり届きます。
その中に、お手紙が入っていて、
そのときの岩崎さんの気持ち、畑の様子、などが綴られています。
毎回、私たちはそれをとても楽しみにしていて、
毎回、とても心を動かされて、誰かに伝えたくなるのです。
少し長いお手紙ですが、岩崎さんが、今、野菜とむきあいながら
感じているすべてのことを、岩崎さんの言葉で綴ったものです。
そのまま、読んでいただきたいと思います。
———————————————
土から平和へ
私は、30年前に体を壊してから、農薬や化学肥料を使わない農業をやってきました。
それからは、それまで見えなかった世界がたくさん見えてきました。
そしてその見えてきた自然界からいろいろ学ぶこと出来ました。
畑の野菜は農薬を使わない中では、常に害虫が発生してきますが、
それまで、害虫とばかり思っていた虫たち
少し我慢すれば、ただの昆虫にに変わっていく虫たちがいること。
初夏の5月のはじめになれば、キャベツ畑には、モンシロチョウが飛び交うものです。
その青虫とはキャベツの外を食べるだけの優しい害虫でした。
しかし、その後に発生してくるのがヨトウ虫たち、この害虫の発生がはじまると
キャベツの中まで深く食害が進み春のキャベツは終わりを告げていく、
収穫しようと左手でキャベツを握り包丁を切ろうとすると、そのキャベツの中から
ムカデたちが飛び出してびっくりしてしまう。
梅雨の中で雑草たちが生い茂る中で、そんな畑の中に、日頃は用心深いキジたちも、
あちこちに卵を何個も産みつけては、暖めてじーっと動かずに守っている。
すぐ近くにきても決して逃げようとはしない。なんだかこの卵を一生懸命に
あたためているキジから、学ぶことが多いものです。
秋を迎えるころには、決まってコオロギたちの仲間が、種まきした秋の野菜たちが
土の中から芽を出してきたところを食べつくる。
しかし秋が深まってくると食べるのを止めてまたただの昆虫に帰っていく。
いたずらぼうずのカラスたち、たまには、人参畑に発生しているネキリムシを食べて
協力してくれていると思った瞬間に、カラスは人参を口にくわえている。
秋の終わりには、とても雨が多くて、野菜たちも軟弱に育っているせいか
ヨトウ虫の発生がとても多いものでした。毎年この時期はとても虫たちが発生していきますが
今年はとても多いものでした。
雨によって自然界の鳥たちや天敵の発生が少なかったのではと思います。
このような自然の生き物たちと生きていく。畑の周囲にはときどきには邪魔とも感じる、
よもぎ、カラムシ、ギシギシ、チガヤ、などの地下茎の雑草もふくめて
多様なる植物が生えている。
刈り取ってもすぐに生えてくる。
でもその植物たちによって多様な生き物たちもまた守られている。
そんな周囲の自然に少し労しながら、畑の中には、
昔ながらの在来種の種をまく。
だいこんの仲間も源助大根、雲仙赤紫蘇大根、五木の赤大根、横川つばめ大根、
紅芯大根、自家育成青首大根、聖護院大根、と多様なる大根とは、
それそれに食としての役目が違う。
また各地に生きてきた地大根とは、遺伝的な多様性と守り続けている。
つづく。
梅雨があけたら梅仕事日和

梅雨があけたら梅仕事日和

まかかかかーな梅干し。1つつまんで食べてみたらじょっぱーい!おいしいー!梅雨が明けた!ということでお外で干しはじめて本日で3日目。今日の夜はロマンティックに夜露に濡れていただきます。

ご予約いただいている分もありますのでこれでおそらく15Kくらいあったと思います。圧巻ですね。梅干しを作ると梅酢ができること、紫蘇を使ってふりかけのゆかりや佃煮までできちゃうこと。今度はこの梅酢を使ってショウガでもつけましょう。ガリができます。

7/15 にちにち日曜市

7/15 にちにち日曜市

8周年おめでとうございます!

当日朝採りの赤紫蘇!

7/15
国立にちにちでの日曜市。
暑い1日で準備をしているとじんわりじんわりと汗が!
もう、夏なんだなぁーと肌で感じる1日でした。
にちにちでの日曜市は、この日でなんと8周年でした!
この日を迎えられたのも、にちにちという場所が
8年も続いてこれたことが、本当に大きいのだと。
私たちはまだ3回のみの参加ですが、
このにちにち日曜市の魅力って、こうやってメンバーが
こつこつと積み上げてきたものが、
なんとも言えないあたたかいものとして、
お客様に伝わるのですね、きっと。
今回は、近くの農家さんからの赤紫蘇!
朝、八王子方面へ行き、相方の高橋がどろんこになって、
収穫した、採れたて!の赤紫蘇をご用意しました。
採れたてだったので、すごく香りがよく、みずみずしい。
赤紫蘇って探すとないんですよねー
出逢った時に、手にいれないとっ。
また、来月、お会いできることを楽しみにしています!
□□□2012/7/28(Sat) 吉祥寺モクチョーイ 音楽マーケット

□□□2012/7/28(Sat) 吉祥寺モクチョーイ 音楽マーケット

7月28日(土曜日)吉祥寺モクチョーイさんにて
旅する八百屋開催です!
昼の部 12:00-17:00 (14:30〜サボテン春菜さんの演奏)
サボテン春菜さん HP
※夜の部は私たちはおりませんが、
 18:00からの夜の部は、音楽を聴きながらベトナム料理 
 18:30からサボテン高水春菜さんの演奏となります。
サボテン高水春菜さんの演奏ではコンサルティーナというアイルランドの
アコーディオンのような楽器の演奏もあるそうです。
投げ銭ライブになりますのでよろしくお願いします。 
マーケットの紹介
konaさん HP
吉祥寺で、天然酵母パンと季節のお料理教室をしています。
モクチョーイでは何度も出店してもらっていますが、いつも大人気です。
今回は、ベジタブルバインミーを一緒に考え中です。
いつものバインミーとはまた違った味を楽しんで頂きたいです。 
warmerwarmerさん HP
美味しくて、安全なお野菜の旅する八百屋さん。農家さんと、私たちをつなげてくれます。
1月に出店して頂いた時はほぼ売り切れでした。今回は夏野菜を持ってきてくれまーす。
kibi cafeさん HP
いろいろな場所でときどき一日カフェのイベントをしています。
白いお砂糖を使わずに、きび砂糖や黒砂糖、はちみつなどを使って
どこか懐かしい味のお菓子を作ります。
出会いはアマルカフェでのイベントで、ちょっとしたプレゼントにも喜ばれました!!
wasicさん HP
今回、音楽イベントをやろうと言ってくれた発起人!
缶のスピーカーを売ってくれます。今も店内に333のスピーカーが使われています。
どこにあるでしょう? 
と、盛りだくさんのイベントです。
夏の日に、粋な音楽とマーケット。
どうぞ、おでかけください。
詳細はこちらです!
モクチョーイさんHP
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