1月24日 お野菜セットの内容です。

今年、初めての源助大根。
メッセージにも書きましたが、昨年と今年とどう違うのでしょう。
同じ大根だとしても、年によって違いますし、
もちろん栽培している生産者の方によっても
姿形もそうですが、その味も違ったりします。
その個体差、を楽しめるのも、お野菜が植物だからこそですし、
自然の中で、大切に育てられているからこそ、ですね。

昨年末頃からSDGsについてメディアの方々がきちんと伝えようと
いろんな形で露出しはじめています。
今にはじまったことではないその流れはもうずっとずっと
産業革命の頃からたくさんの人たちが
言葉を変えながらも伝えてきたことです。
進んでいく時代と共に、その時の人々が抱えてきた問題があって、
さらにまた少しずつ時代が進んで、
解決できたり、より複雑になったり。

そして、今。
より具体的に地球上に住む人類の問題として
未来へ向けて目標を掲げ、
世界的に動いていくことを目の当たりにしているし、
世界の人々と同じ認識をもって
同じ目標の中で行動しているということ。
それって、すごいことだと思うのですが、
皆さんの目にはどう映ってるのでしょうか。

八百屋の立場、というところで感じていることをつらづら書き留めると。
見渡すと、限りなく消費するものに溢れ、
何から手をつけていいのか、わからない。
何をしていいのか、わからない。
そんな時に、食のことから
少しずつ取り組むことは、ひとつだと思っています。

これまで私たち大人が成長する中で
社会の中で学んできたことは
間違いではないし、必要なことだったけれど
今ある意識も知識も気持ちも
少しずつ軌道修正する瞬間をきちんと持たなければ
結局、また、楽で便利な方へ流れていってしまうと思うのです。

例えば、食器用洗剤を環境に良いものに変えたから、環境にいい。
では、ない。
食事をどう捉えるか、
そのあとに、片付けることを考えたらいいと思います。
食事を変えないまま、洗剤を変えても、
その洗剤は機能しないことが多いのです。
なぜなら、環境に優しいから油を落としきれない。
その、ぬるっと残った油をどうするのか。
ただ、乾いてから拭き取ればいいだけのことですし、
もしくは、熱湯をさっとかければ。

そういう意味での「できることから」だとしたら、
できることなんていうのは、
ほんの少しのことだったり、
ひとつのことだったり、だと思います。
無理をしないで、とも違うし、
無理をしてでも、とも違う。
考えることを止めないこと、だと思います。

だけど、子どもたちは違うような気がします。
こういった状況は、大人が誰もが体験したことのない世界ですから
子どもたちに、どういう言葉で伝えていくか、というのは、
また考えていかなくちゃいけないなとも思います。
ただ、やっぱり素直ですし、子どもたちは。
そして、わかってる。ので。
伝えるとしたら、私たち大人が、変わっていく姿をみせる、
世界は変えていけるのだ、という姿を
みせるのはとても素敵なことかもしれないですね。

先日ラジオから流れてきた言葉にハッとしました。
地球は破壊の方向に向かうのではなくて、
修復するために自らを大きな力で変化変容させていく。
これまでのように。
人間がその大きな変化変容に耐えられなくなる、ということ。
それが、環境問題、とか、環境破壊。
地球という星がなくなるわけではない。
人が住めなくなる星になっていく、ということ。

人間を真ん中に考えると、地球を守ろう、という意識になりますが
そうではないですね。
ちょっと、きっちり、深く、考えさせられました。
今年4月くらいからそのスイッチを押すこと含めて
私たちの方向性が見えてきた気がしています。

とりとめないですけど、今日はここらへんで。

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