4/23 古来種野菜の販売とお野菜の紹介です

本日も8:00−11:00まで吉祥寺のキチムにて野菜の販売をします。
終始、全く混雑しませんし、ほぼ外の空間ですので
注意はそれぞれに必要ですが、レジで並んで野菜を買うよりは。
というところで、吉祥寺界隈を生活圏にされている方、どうぞいらしてみてください。
※今日は日本酒やさんはお休みです。
お野菜の内容は常盤ごぼう、高嶺芋、里芋、じゃがいも、あさつき、飛騨長人参、キャベツ、五寸人参、玉ねぎ、など。

ちょっとお野菜の紹介なんかをしてみたいと思います。


常盤牛蒡:名前の由来は、北信濃に江戸時代からある村の名前「常盤」。
なかでも「小沼平(おぬまだいら)」という地区がこの「常盤牛蒡」作りの盛んな場所です。
百年ほど前の大正時代、信濃と越後をつなぐ飯山鉄道が開通してから、
この最寄駅から貨車一両に牛蒡が積まれ、加賀や京都や大阪へつぎつぎと運ばれていって
京料理には欠かせないものになりました。
その頃が常盤牛蒡の全盛期です。千曲川が運んだ肥沃な堆積土壌で栽培されているので、
スが入りにくくアクが少ないことから煮物などにおすすめ。
生産者は年々減少、生産量も減少、ほとんどが地元消費という状況です。
どれだけアクがないかというと、カットしてから色が変わらないこと。
そして茹でただけで香りが素晴らしいこと、茹で汁をお蕎麦のつゆにしたくなること、
そして、茹でた後にもう一度焼いて塩だけでいただくと、
私たちが何をいつも食べているのかわからなくなるほど、の感覚に、大げさではなく!

こちらは五寸人参。これから茹で蒸し(そんな調理法があるのかわかりませんが)するところです。
少しの水でゆっくり火を入れて、冷めたら冷蔵庫へ。
食べる時に鉄のフライパンでざっと焼いて、塩、でいただきます。
子供がちゃんと好きじゃない味がします。決して万人うけするわけではありません。
好き嫌いはいい。食べれなかったものが食べれるようになる、
その体験もまた食べることの経験。ただそれは、自然にそった、とか旬の野菜であったらそれが一番いいですね。
季節とともに思い出す自分だけの記憶。
ただ、2度火を入れた人参は子供は割と食べてくれます。
大人の一手間があるといいのかな。

こちらは高嶺芋。先日ご紹介した信州・松代産の高原長芋。
なんでも1000メートルほどの高原で栽培されているとか。
山の上へ水まで運び上げて育てられています。多くの水分ではない中で育っています。
つやっとした、その白。本当に美しく、ねばりもあり、こんなに美味しい。
洗う前に直接コンロの火であぶり根を焼きます。
そして皮ごとカットするのですがオススメはチーズグレーターで粗めにおろします。
食感もあり粘りも出てきます。1日、冷蔵庫においていても全く変色しません。
家族4人、1本で2日ほど、いただけます。美味しいお醤油、ごま、のり、など色々と混ざっても。

本日、キチムにてお待ちしております!

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