岩崎さんからの手紙 福嶋のミニ南瓜

福嶋のミニ南瓜
この南瓜とはやっぱりと私の農園に縁があったのですね。
福島の原発事故の起きる、3年前に、福嶋のばあちゃんが自家用に守っていた
このミニ南瓜、なぜか私の農園にやってきました。
私も見たときには、ミニの南瓜の在来種があることにとても喜んだものです。
今の時代にあっているミニの南瓜、しかも、在来種にしては、
ホクホクしていておいしい、なんとか種を増やそうとして守ってきましたが、
この2年間で豪雨の中で、種がとれずに困っていました。
とくに昨年はまったくとれずに、もうあきらめていました。
とくに、福島の原発事故によって、この南瓜を守っている人も、農業を辞めてしまい、
やがて、この南瓜は長崎県の岩崎さんが守っているから大丈夫と、
私の耳にも伝わってきました。私はびっくりしてしまいました。
私の農園の種もとれずに終わってしまっていたのに、どうしよう、と
申し訳なく思っていました。
昔の種が少しでも残っていないか、保存している種を一生懸命に探しました。
なかなかでてきませんでしたが、種をまく限界のとき、
ふと冷蔵庫の棚の上から、紙袋が落ちました。
なんとその袋の中にこの福嶋のミニ南瓜の種が100粒は行っていたものです。
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