さくらとけやきの木のお皿。すごく素敵です。

もっこーマシーンのほんの一部。かっこいい!

どこにでもメモをする林さん。ドアから壁からこんなところにまで。

うねうねとした道をのぼって山の上にある
林さんの木工所。
一歩、中へ入るとそこは木々の香り。
自身で杉を育てて、30年以上乾燥させたものがずらり。
それだけでなく、樹齢300年!の木々たちもずらり。
木工用の機会もたくさん並んでいて、
機材好き、アトリエ好きにはたまらない空間です。
クラシックを聞きながら、毎日、作業しているそう。
(ラジカセにはナイロンがかぶせてあるので、音はだいぶくもってますが気にしない)
今、おうちを建てる時、輸入建材を使うことが多く、
国産の杉の需要はなくなってしまいました。
手塩に育てた杉たち、大事にしてきた木々たちも
出番が相当なくなったそうです。
そこで­­­­林さんは、自分よりも若い人たちに
木々のすばらしさを知ってほしいと、
私たちに連絡をいただきました。
この木々たちを使って何かできないかと。
私たちができることを沢山考えて、
食と木をつなげる、そしてとても身近な
キッチンツールを制作してみたいと思いました。
今回は林さんにそれを伝えてみたところ、
うれしそうにやる気まんまんで、やりたい!とのお返事をいただきました。
柔軟なお考えをお持ちで、木のことを常に心に留めている林さんだからこそ、
私たちみたいな素人とタッグを組んでくださる。
私たちも感謝感激です。
長い時間をかけて、木々たちは成長してきました。
そのぬくもりや優しさはを大切にしたい。
だから、ずっとずっと長く使えるようなものであり、
そして、木々がより身近に感じられるようなもの、
そんなものを提案できたらいいなと思っています。
かやの木(高級!)いちょうの木のまな板、
けやきや桜、杉の木のお皿。
私たちが普段づかいできるものをゆっくりと考えて、
そして制作して、ゆずってほしいという方がいたら、
お分けしようと思っているくらいのプロジェクトですが、
ハイジみたいに、木のお皿であたたかいスープやパンをいただいて、
そこには彩り豊かなお野菜があって。
うーん。
ロマンティック。
ちなみに林さんとお話するときには、
おーーきな声でお話しないといけないのですが、
ラジカセから聞こえるクラッシックは
小さな音なのに、林さんはそれにあわせて、
ふふーんとかって歌っています。
おもしろいアーティストです。
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