雑穀の魅力はここ数年、健康・栄養素などを真ん中に語られていることも多く、
身近にいただいている方も多いと思います。
ただ、その雑穀がいかにして存在してきたのか、、と
根本的なところになると、なかなか出会えるところがありません。
797 年の続日本紀に記述されている「五穀」とは
「米,麦,ヒエ,アワ,豆」のこと。
古来より日本人の食生活に根付いていた雑穀、という視点で
雑穀とその歴史を守られてきた木俣美樹男先生。
ずっとお話を伺ってみたいと思っていました。
木俣先生がこれまで収集をされた貴重な標本や書籍は
「植物と人々の博物館」(山梨県小菅村)に収蔵され、
今でもひっそりと小さな倉庫に置かれています。
それでも静かに息をしている雑穀たちを見せていただいた時、
先人からのメッセージがここにある、と感じました。
今回、木俣先生をお迎えして、雑穀が当たり前にあった時代の暮らし、
受け継がれてきた郷土食や食文化、
地域と世界の農耕文化とのつながりについてお話をいただきます。
【イベント概要】
◆ 日時:2025年3月5日(水)19:00開始 20:30終了予定
◆ 会場:オンライン配信 zoomを使用します。参加予定の方にURLをお送りします。
◆ お申し込み:Peatixよりチケットを購入してください。
https://peatix.com/event/4304763/view
◆ 参加費
一般:1,500円
次代の農と食をつくる会 会員:無料 アーカイブ配信あり
「次代の農と食をつくる会」会員の方は、各種イベントが参加費無料+過去のイベントアーカイブが見放題です。
月額2,000円(税込)。会員登録の詳細はこちらから
https://www.jidainokai.com/join/
【今回のゲスト】木俣美樹男(きまたみきお)さん
東京学芸大学名誉教授。民族植物学および環境学習原論専攻。
雑穀の起原と伝播のフィールド調査、実験研究、
環境学習の実践と理論研究。
静岡大学理学部生物学科卒業、東京教育大学大学院農学研究科修了、
農学博士(京都大学)。農科大学(インド、バンガロール)、
ケント大学・王立植物園キュー(イギリス)、ラジバト・プラナコン
大学(タイ、バンコック)ほか、国立遺伝学研究所、国立民族学博物
館、東京外国語大学アジア・アフリカ言語研究所などで、研修員・共同
研究員・客員教授などを行った。
東京学芸大学農場(現・環境教育研究センター)を40年間維持管理、
学部環境教育専攻、大学院修士課程環境教育コース、連合大学院博士
課程教育構造論講座(環境教育学研究)を担当し、自然文化誌研究会、
雑穀 研究会、日本環境教育学会、環境教育研究センターなどを創業し
た。環境教育推進法を提案し、議員立法ができた。
植物と人々の博物館/日本村塾
Nihonmura College for Environmental Studies, Plants and People Museum
公式HP: http://www.ppmusee.org
個人HP: http://www.milletimplic.net