2014年11月

2014 秋の種市 総括_【11月15日 吉祥寺開催 キチム / ヒトト】

2014 秋の種市 総括_【11月15日 吉祥寺開催 キチム / ヒトト】

【11月15日 吉祥寺開催 キチム / ヒトト】
今回の吉祥寺開催は1日だけ、またキチム会場については10:00-15:00まで
という短い時間の中での開催でしたが、ぎりぎりの時間まで大盛況でした。
FOODチーム
(たかはしよしこさん、つむぎや、キチム、ラムヤート、ごはん屋ヒバリ、ヒトト、ダンディゾン)
は、あらかじめ出展者でもある農家さんとタッグを組み、
密にコミニケーションをとった上でメニューを考案。
この案は今回初めての試みです。
ダンディゾン木村さんからの提案で、より素材に、農家さんに近づき、
その熱量ごとお客様へ伝えたい、と。
その想いが伝わったのでしょうか、キチム会場、ヒトト会場ともに、食事は全て完売しました。
【11月15日 トークイベント】
※後日アップ予定
●第一部 料理家たちの種会議
●第二部 男たちの種会議
2014 秋の種市 総括_【11月9日 秋の種市@相模湖・藤野】

2014 秋の種市 総括_【11月9日 秋の種市@相模湖・藤野】

【11月9日 秋の種市@相模湖・藤野】
やはり。
地方開催に関しては初めての試みですので、
実際に動き出してみると、幾多の不手際や困難もありました。
ですが、すどうさんを筆頭に、参加してくださる方々の意欲的なこと!
この地域では常にイベントや収穫祭などが催されており、
イベントそのものに慣れている方々ばかり。
収穫などの繁忙期という時期にもかかわらず、
むしろ私たちのフォローをしてくださるように動いてくださり、
もう、感謝の気持ちしか残りません。
常々、強引でおこがましいとさえ、感じていた私たちのこの想い。
どこかふわりとしているかもしれないし、
どこか都会的すぎるかもしれないし、
強く主張しすぎているかもしれないし。
でも、今しかない、それはまぎれもない現実で。
そんなこんなを全てひっくるめて、
大切にくみとって下さり、この開催を心待ちにしてくださり、
まるで、ご自身たちの主催企画のごとく、
動いてくださって。
それは、日々の力なんだなと思いました。
日々、土に近く、日々、体で感じ、
日々、想いを馳せているからこそ、
私たちの想いをうけとってくださった。
おかげで、動員数は300名〜350名。
この界隈に住まわれている方々も沢山いらっしゃいましたし、
東京から来られるかたも。
電車来られる方については、バスをチャーターしたものの、
お待たせする時間もあったはずですが、
その不便さも皆さん楽しんでくださったことは、
やはり、この地域独特の「楽しむ力」が備わっているのだなと感じました。
2014 秋の種市 総括_【都市と地方を種市がつなぐ】【場の持つちから】

2014 秋の種市 総括_【都市と地方を種市がつなぐ】【場の持つちから】

【都市と地方を種市がつなぐ】
都市から少し離れている吉祥寺と、都市にほど近い相模湖・藤野の街。
都市と地方を種市がつなぐことができるのか?
これはひとつの大きな試みだったと思います。
相模湖・藤野に拠点をおく、種市でもおなじみ、
すどう農園さんの協力を得て種市を構築することにしました。
この形が整いひとつのモデルになれば、
きっと、他の地方で種市そのものが一人歩きできるはず、と考えたのです。
その際、すどうさんにご紹介いただいたのが、廃校になった小学校「篠原の里」でした。
【場の持つちから】
数日後、篠原の里を見学に行った時に「種市大学」のイメージが一瞬でできあがりました。
校庭で、フラフープをしながら、
サッカーゴールを背にしながら、
運動場を歩きながら、
ピアノを触りながら、
木琴をさわりながら、
ゆらゆら、ふらふらと、
その場のもつ雰囲気と会話をしながら。
こういう人の話を聞きたい、
朝から晩まで、できれば泊まって夜通し話し込みたい、
しかも大人だから最高に美味しい食事もあって、
そうだ、夜は宴だ!
そんな一日を想像して、
それがそのまま具現化されていきました。
今、思い返すからこそ言えることなんですが、
ランディさんのいう、場のちから、でしょうか。
何も決まっていないフラットな状態でみたからこそ、構想がうかんだ「種市大学」
2014 秋の種市 総括_【なぜ、相模湖・藤野だったのか?】

2014 秋の種市 総括_【なぜ、相模湖・藤野だったのか?】

2014 秋の種市 総括
11月9日  相模湖・藤野会場
11月15日 吉祥寺キチム、ヒトト会場
11月16日 種市大学 / 相模湖・藤野会場
私たちの中で秋の種市がスタートしたのは4月の中旬頃。
そこからずっと、あたためたり、進めたり、あたためたり、進めたり、の連続でした。
開催から2週間が過ぎようとしていて、未だ、この半年以上かけた種市への余韻の中。
まずは、関わってくださった出展者の皆様、関係者の皆様、
ボランティアでお手伝いしてくださった方々や、スタッフ、
多大なる、という言葉では言い尽くせないほど、感謝の気持ちでいっぱいです。
これまでの開催は吉祥寺で開催してきた種市ですが、今回は初めての試み、
吉祥寺を出て相模湖・藤野でも開催しました。
【なぜ、相模湖・藤野だったのか?】
東京・吉祥寺で発信する意味、吉祥寺の持つ「土の力やその作用」は
大きく種市に影響しています。
今後もそれは継続する必要があると思っていますが、
4回目の種市をむかえるにあたり、
この種市とう時間をもっと「土着的」に育てていく必要があると感じました。
東京に住む私たちが「もっと食べたい!もっと知りたい!」と思えば、
それが生産者に伝わると思っています。
ですが、「もっと食べて!もっと知って!」という
地方から発信される想いや情報が、今以上に増えたとしたら、
もっと多くの方にその存在を知ってもらえる機会になる。
こんなふうに都市→地方へ、またはその逆、地方→都市へ、の
両方から拡散させるいくためには、
一度、どすんと落としどころをつける必要がありました。
不便で工夫を強いられる環境の中、
本当に知りたい人が知りたいことを学ぶために集まる場、
そこでどれだけの方々がどういうところに共感してくださるのか、
そして、その共感した気持ちをもって、日常へもどった時、
そして次の種市をまた迎える時に、どう広がりをみせていくのか。
ひとつ先をみすえた挑戦でもありました。
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