2014年3月

シュタイナーの言葉

シュタイナーの言葉

ルドルフ・シュタイナーの黒板絵 ワタリウム美術館 (監修), 高橋 巌 (翻訳)

樹幹-大地の折り返し
考えてみてください。
これが大地(図の円弧)で、
そこから植物が上へ伸びています。
このことが可能なのは、宇宙から流れてくる力と
相互作用を行う力が大地にあるからです。
樹木が生長するのは大地が自らを上に折り返して、
樹幹を生じさせるからです。
どんな樹幹も大地の折り返しなのです。
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ここ数日。
時間があると、なぜかこの本を開いています。
なにか、ヒントを探している気もしますし、
平面というか書物として見ているものが、
展覧会にいけば、立体として見れる、
その感覚の面白さ、
というのもあるような気がしているのですが。
すべてを理解することはとても難しくて、
シュタイナーの思想のほんの一部に、
私たちと重なるところを、
探しているような気がしています。
ただ、なんとなく感じるのは。
こういった思想が今でも大切に、
国を超えて語りつがれているということは、
いつの時代もどんな人種のどんな職業の人も、
人びとは自問自答をくり返して、
何か答えを探しているのですね。
それはきっとそれぞれに違うのでしょうけど。
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植物の絵をささっと書く時に、
まず、地面を書くことが多いのですが、
いつも、だいたい、横に一本の横線をひきます。
でもこれからは、シュタイナーのように、
丸い地面から植物が出ているところを
描こうと思います。
なぜなら、地球の上の生き物だということが、
なんだか描いている私たちにも伝わってくるような
気がしてくるからです。
限りなくまっすぐな道の上にいるではなく、
丸い地球の上に、私たちは立っている。
シュタイナーが、今日、私に教えてくれたこと。
3/29,30 ワタリウム美術館にて古来種野菜の販売!

3/29,30 ワタリウム美術館にて古来種野菜の販売!

ルドルフ・シュタイナー展 天使の国 / ワタリウム美術館 3/23〜7/13
ワタリウム美術館でのシュタイナー展に伴い
シュタイナーマーケットも開催されています。
会期中(7/13まで)、月に1,2度ほど、
古来種のお野菜も販売させていただくこととなりました。
3月は、以下の日程に販売いたします。
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3/29,3/30
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近くにお越しの際にはぜひ足を運んでください。
お待ちしております!
シュタイナー展の詳細はこちら→http://www.watarium.co.jp/museumcontents.html
そして明日は、、、
「シュタイナーの農業」 3月28日(金) 19:00-21:00
[出演] ドニー・ピリオ
Denis Pilliaud 1950年フランス生まれ。ぽっこわぱ耕文舎主宰。NPO法人日本バイオダイナミック協会共同代表。
高橋も行く予定にしています。
会期中、いくつかのイベントが開催されています。
ぜひ、足を運んでみてください。
また、シュタイナー展はオープンパスですので、
何度でも見ることができます。
1度ではなく、季節が変わった頃に、自分の心のうつろいと共に、
足を運ぶのもいいですよね。
パネル制作

パネル制作

3/23〜シュタイナー展@ワタリウム美術館
その中で開催されるシュタイナーマーケットに伴い、
今回、友人でもある小熊千佳子さんに、
ディレクションしていただき、
パネルを作っていただきました。
シュタイナーを知るための3つのアプローチの中の1つ。
黒板ドローイングをイメージして、
背景を黒にしたパネルを
作ってくださいました。
制作期間は実質たったの3,4日ほど。
その短い間で、様々なことを柔軟に理解してくださり、
このような素敵なパネルにしてくださったこと、
本当に素晴らしいです。
素敵に出来上がっていますので、
ぜひ、ご覧下さいませ。
次回はもう少し制作時間をきちんと費やして、
もっと遠くへ。
やってみたいですね!
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【黒板ドローイング】
シュタイナーが農民や労働者、学者たちに向け行なった講義の際、
内容を説明するために用いたものです。弟子たちは講義録とともに
黒板の絵や文字も遺したいと考え、あらかじめ黒板に黒い紙を貼って
それを保存するようになります。1919年から亡くなる1925年までの
6年の間におよそ1000点の黒板ドローイングが遺されていますが、
本展では晩年の24点を展示します。
赤や黄色のチョークで力強く描かれたドローイングは時代を超えて
さらに輝きを放ちます。近年、これらは”思考する絵”というアートの
新しいフィールドとして世界で注目を集めています。

3/23,29,30 マーケットのお知らせ / ルドルフ・シュタイナー展@ワタリウム

ルドルフ・シュタイナー展 天使の国 / ワタリウム美術館
3/23〜7/13
ワタリウム美術館でのシュタイナー展に伴い
シュタイナーマーケットも開催されています。
会期中(7/13まで)、月に1,2度ほど、
古来種のお野菜も販売させていただくこととなりました。
3月は、以下の日程に販売いたします。
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3/23,3/29,3/30
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近くにお越しの際にはぜひ足を運んでください。
シュタイナー展の詳細はこちら→http://www.watarium.co.jp/museumcontents.html
シュタイナー展に関わること。
それらが進む中で、
一番考えたのは、シュタイナーの思想とこの野菜たちの共通点です。
シュタイナーは農業や種についても、
様々な想いを残しています。
その中で、私たちは「拡散」と「破壊」という言葉にフォーカスしました。
「種」について発信しはじめて、
まだ日の浅い私たちがこんなにも魅力的な時間や場所で、
それだけではなくて、日々日常の中での多くの人との出逢いの中で、
種について発信できるなんて、想像以上の出来事です。
想像以上すぎて、日々考えこみ葛藤して生み出し続ける。
結果的にどんなにかっこよくても、
どんなに楽しくても、
「流通」しなくては意味がない。
それを打ち出していくためには、
工夫とか生半可なものでは、成立しないのです。
ある意味「自分たちのこれまで」を破壊しないと生まれてきません。
でも、何がそこまでさせているかって、
やっぱり、種の持つ「拡散するエネルギー」なんじゃないかと、
常日頃から思っていました。
だから、この言葉をシュタイナーの本から見いだした時、
これしかないなと、感じたのです。
今回、友人でもある小熊千佳子さんに、
ディレクションしていただき、
いくつかパネルを作っていただきました。
とても素敵に出来上がっていますので、
こちらもぜひごらんくださいませ。
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家族のなかで、地域のなかで、農家たちのあいだで。
大切に受け継がれてきた「種」
その種から育った野菜をいただくと、
いつか食べたことのあるような懐かしいおいしさ。
同時にその背景には、想像をこえる沢山の物語がつまっています。
そんな野菜をいただくと、土や風、水や月と近くなり、
四季折々の暮らしが豊かになる。
そのライフスタイルまで語り継ぐことができる八百屋でありたいと思っています。
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