2013年11月

12/15 るるる。お正月じたく。吉祥寺お花や hibiにて

12/15 るるる。お正月じたく。吉祥寺お花や hibiにて

12月、企画のお知らせです。
warmerwarmerとして、八百屋ではなく「縫い」で参加いたします。
一昔前のように、お正月の支度をすることは
なかなかできないのですけど。
小さな小さな3つの事始めをお伝えしたいと思っています。
どうぞ、お楽しみください。
———————
るるる。お正月じたく。
12月13日 正月事始め(しょうがつごとはじめ)
古くは、12月13日は年神様を迎えるためにお正月の準備を始める日とされていました。
この日に門松やお雑煮を炊くための薪など、必要な木を山へ取りに行き、
また、竈(かまど)や囲炉裏(いろり)があったことから、煤掃き・煤納めの行事とも言われました。
煤払いを終えた後には障子や襖の貼り替えなども行います。
現在でも多くの寺院や神社などでもこの日に煤払いの行事が行われているようです。
その他にも、もちつき・門松や松飾り作り・鏡餅飾り・おせち料理作り・雑煮の用意など
各家で準備されてきましたが、最近はこの「正月事始め」をなかなか意識しずらくなってきています。
今回は私たち3人が、
新しい1 年をむかえるための、小さな小さな正月事始めをご紹介。
どうぞ、それぞれの正月事始めを始める一歩になればと思います。
kaonn /hibi / warmerwarmer

2013/12/15(sun)
■お昼の部 10:00~14:00 →満席となりました 
■夕方の部 15:00~19:00 →満席となりました  
¥10,000(当日のお支払いとなります)
場所  hibi
    東京都武蔵野市吉祥寺本町2-16-13 3F/R            
    TEL/FAX0422-22-8838
■kaonn 
「正月の食卓じたく」
 特別だけれど 特別でない…
 そんな気軽なひと皿をちょっとしたひと手間で つくりあげましょう  
 知る….work おせちの由来と意味/食材の選びかた
 もりつける あしらう….work おひとりづつひと皿を仕上げていただき召し上がっていただきます
 季節の食卓web→kaonn http://kaonn.com/
■hibi  
「hibiのお正月飾り」
 神様が、迷わず家に来てくれるように。とお迎えする目印となるのが、しめ飾りです
 ならば!hibiのしめ飾りは『じぶんらしいお飾り』を作って神様をお迎えしませんか?
 お正月飾りのアイテムで、それぞれの意味をもつ縁起物を使いながらも、
 他とはちょっと違うお飾りを作ります。
 作りながら新年の幸せを祈ったり、願いを込めたお飾りを作りましょう。
 hibi web→http://hibinohana.com/index.html
■warmerwarmer 
「食器ふきんを新調する」
 繊維が残らないこと、吸水性に優れていること、乾きが早いこと。
 幾度か洗い拭きを繰り返し、忠実な食器ふきんとして最適な生地を選びました。
 その生地で1年間ざくざくと使えるふきんを縫いましょう。
 手縫いやミシンなど、縫い物の小さなコツもお伝えいたします。
 ※お一人様、2枚の食器ふきんをお持ち帰りいただけます。
 warmerwarmer→http://warmerwarmer.net/
えっちらおっちら種をまけ 世界中に種をまけ

えっちらおっちら種をまけ 世界中に種をまけ

FINDING WONDER CHRISTMAS
伊勢丹さんが2009年のクリスマスからスタートした
ワンダークリスマスキャンペーン。
とても感動したのです!
もう、ほんとに、素晴らしいとしかいいようがなくて、
アニメーション、と、伊勢丹という実店舗の中で
こんなことが繰り広げられているなんて!
1つ先を歩く、って、ほんとうにすごい。
———–
地球が育む、多様ないのち。
をテーマにフィンランドヘルシンキ出身のアーティスト
クラウス・ハーパニエミさんの
とてもすてきなアニメーション。
主人公の男の子が、クリスマスイブに、
ワンダーエデンに迷い込んで、
世界一きれいな赤い実を探すストーリー。
ワンダーエデンの生きものたちの中には、
「種まき兄弟」という生きものがいて、
種を集める三男、穴を掘って埋める次男、仕上げに水をかける長男の
ちびっこ三兄弟、もいます!
ワンダーエデンの入り口はこちら!→http://www.isetanspecial.com/wonder2013/
地球が育む、多様ないのち。
いま、地球上には、3000万種ともいわれる生き物が棲んでいます。
もちろん、人間もその一部。私たちはみな長い年月をかけて、
互いにつながり、支え合いながら生きてきました。
地球が育む、多様ないのち。その豊かさを少しでも守り、受け継いでいきたい。
2009年から続く伊勢丹のワンダークリスマスキャンペーンは、
そんな「生物多様性」へのまなざしから生まれたクリスマスの物語です。
私たち人間は自然の大切さを忘れてしまう時もありますが、
同時に、一輪の花を美しいと感じる心も持っています。
自然の声に耳を澄ます時間。いのちの輝きに心うたれる瞬間。
そんな小さな記憶の積み重ねが、大きな未来につながることを信じて。
この冬、ひとつでも多くの「美しい記憶」が、紡がれますように。
11/15 warmerwarmer×ISETAN 在来野菜を、知ろう、学ぼう、食べよう。ご来場ありがとうございました。

11/15 warmerwarmer×ISETAN 在来野菜を、知ろう、学ぼう、食べよう。ご来場ありがとうございました。

岩崎さんと高橋のトークの様子。

もちろん試食もありました。すべて岩崎さんのお野菜で。

光郷城 畑懐 -こうごうせい はふう- さん 「種」「苗」「土・肥料」と「情報発信」を店舗と通販している創業80年の種苗店です。

先日開催いたしました、11/15 warmerwarmer×ISETAN 在来野菜を、知ろう、学ぼう、食べよう。
ご来場いただきました皆様、ありがとうございました。
この企画に関わってくださったゲストの皆様、ISETANの関係者の皆様、
それから、会場をお手伝いして下さった皆様、ほんとうにありがとうございました。
当日だけでなく、事前準備段階でも、多くの方の時間をいただきました。
すべて、折り重なり、当日の密度の濃い、時間をつくることができました。
感謝をしつくせない想いでいっぱいです。
マーケットでは、
岩崎さんのお野菜の他に、
光郷城 畑懐 (こうごうせい はふう-)の中村さんをゲストにおむかえして、
種や土の販売会も行われました。
また、中村さんのお話もすごく内容が濃く、
それ以上にお話そのものが上手で、
会場のお客様もスタッフも聞き入ってしまいました。
次回、zineでインタビューをしたい方のおひとりです。
また、伊勢丹7Fの「チャヤマクロビ新宿店」さんの古来種スープをふるまいました。
奥津典子さんのレシピです。とても美味しかった!
帰り際、みなさんがチャヤさんへ立ち寄られているのをみて、
とても嬉しく感じました。
岩崎さんのお話、今回も素敵でした。
毎回、聞いていて感じるのは、岩崎さんの声のリズム、
長崎の言葉というのもあるのでしょうか、
感情豊かな表現とあわさった独特のリズム、
なんだか、畑で野菜たちと向き合ってる時の息づかいに聞こえてきました。
印象的だった、内容をご紹介します。
——————-
私の家には門外不出とまではいかないが父の代から守ってる野菜がいくつかある。
自家用に作っていたつくね芋もその1つだった。山芋の粘りがあるつくね芋。
いろんな種やさんからつくね芋をいただくが、父たちが作っているのが美味しいと感じて。
伝統野菜のおいしさをつくね芋から知った。
残念ながら3年くらい前から夏の豪雨で、私の農園から全部消えてしまった。
種くらいしか取れない年があった。
それで次の年もやるが、また豪雨。
最後は残ったたねでまた作るが全部全滅。種さえも消えてしまった。
地域の直売所をまわり、
どこか、同じつくね芋を作っていないかどうか、探したのですが、
その年はどこの農家さんも、つくね芋を生産できなかった。
地域の中でつくね芋が消えてしまった。
私が何気なく作っていた野菜。最後は生産できなくなった。
そのことをつくづく今の気候の変化では栽培が難しくなってきたんだなと思います。
——————-
——————-
紅芯大根。
最初は割れたり色がでなくて悩んだ時期があった。
ずっと悩みながら10年くらい種を採り続けたが
それでもよくならずに13年目くらい、
今年を最後にしようと思っていた。
本当にやめようとした瞬間にとっても赤くて紅芯になって
あー守ってきてよかったなって。
1つの紅芯になるには15年もかかってきたけど、やめなくてよかったなって。
なぜたねを守り続けるのか、こういう野菜を守ることによって教えてもらったような気がした。
——————-
声を直接聞くことで、胸に届きます。
作っている方の想いが。
こういう時間は沢山、つくっていきたいと思っています。
warmerwarmerマガジン「八百屋」1号 発行しました。

warmerwarmerマガジン「八百屋」1号 発行しました。

ほんとうに沢山の方のご協力をいただいて、
宝物がぎゅっとつまった16ページ。
大切だって感じたことをとりこぼさないように。
内容をちょっとご紹介!
———————–
■ 蒜山耕藝さんが遠藤さんを訪ねたわけ
 農家さんが訪ねたい、と思った農家さんのところへ、
 でかけていただき、いろんなお話をうかがって
 それを記事にしてもらう、そんな企画ページをつくりました。
 今回は、岡山県蒜山耕藝の高谷さんが、
 岡山で作り続けようとした岡山在来の「土居分小菜」を
 探しもとめてたどり着いたストーリーです。
 高谷さんの写真や文章がほんとうに素晴らしすぎて、
 手を加えたくなくて、ほとんどそのまま、掲載しました。
 もう、心をつかまれてしまいました。
 高谷さんのお野菜、ずっと食べていきたいと思ってしまう1ページ。
———————–
———————–
■ 自然村さんが届けたいささやかな食卓
 全国に、世界に。種が大切だ!と発信していらっしゃる
 大先輩たちがたっくさんいらっしゃいます。
 私たちはその方々からゆっくりとお話を聞いてみたかった。
 今、この場所にたてているのは、
 1つ前の先輩たちが土台を作ってくれたからと、
 リスペクトしてやまないのです。
 今回は、練馬区にある自然食品店 自然村さんを訪ね、
 その想い、これまでのこと、これからのことを
 お話いただきました。
———————–
———————–
■ 和田さんの喝!
 warmerwarmerの野菜師匠、和田高明さん。
 50年近く野菜果物の流通業にバイヤーとして関わり、
 農に関する全般的な知識は卓越したものがあり、
 そこから派生する社会問題、環境問題にも独特な見解を
 もっていらっしゃる、和田高明さん。
 いつも私たちは怒られてばっかり、、、
 今回も沢山、怒られましたのでその一部をご紹介!
 例えば、、
 「それをあんたはたねたねたね言ってさ、
 おもしろくもなんともない話でさ」
 とか!!
———————– 
 
宮本農業さんには、ごぼう、おくら、バジルなどの種を
提供していただき、ご紹介しています。
その種を、かっこよく撮影をしたくて、
吉祥寺のお花やさんhibiさんのお店をお借りして。
そして編集には、今回も竹内葉子さんが
今回もどっぷりとかかわってくださいました。
ほんとうに沢山の方の、時間や手や、
なによりあたたかい気持ちをいただいて。
大切に、世に発信していこうと思っています。
それから、前回も書いたけれど。
やっぱり、何回も書きたくなる。
農家さんたちは、日々もがいていて。
季節のいろいろや自然界の変化とかに影響されて。
今年の秋も種まきの時期は大変でした。
一瞬にして数ヶ月の時間を取り戻せなくなる時がある。
それは、季節や自然だけが原因なんじゃなくて、
私たちの「これまで」にも責任があるのに、
農家さんだけが、その影響をダイレクトにうけてしまう。
本当に、様々なことと向き合わなくちゃいけない。
私たちは、シェアしなくちゃいけないと思う。
喜びも痛みも。
そして、八百屋という職業の一番、大切なところだと思っていますが、
作る人の意識やひとつ先の作物を提案する、
買う人の意識やひとつ先の生活を提案する、
そうすることで、何も変わらないと感じてしまっている社会を、
自分の手で変えることができる、
見ている風景は変わらないかもしれないけれど、
感じているイメージできる感覚は、確実に変わっていくと信じています。
それはとても気持ちのいいこと。
心が自由になることにつながっていきます。
 
————————————————————-
□□□ お買い求めご希望の方はこちら→http://www.warmerwarmer.net/muscat3_list/
□□□ 販売にご協力いただける店舗の皆様、こちらまでお気軽にご連絡ください:info@warmerwarmer.net
※「八百屋」の売上から経費をひいた収益は種を守る活動資金として利用させて頂きます。
また、栽培するのに手間がかかり、収量が少なく、カタチが不揃いなどで、
なかなか安定収入に結びつくことができない農家さんたちこのマガジンの中で
農家としての知恵や日々の暮らしのことを記事として表現していただき、
お仕事としてお願いするしくみを作ろうと考えております。
Theme: Overlay by Kaira