2013年9月

2013/10 スケジュール

2013/10 スケジュール

LOVE SEED!

LOVE SEED!

作っちゃいました!作っちゃいました!
「LOVE SEED」
のステッカー!
あ、ちゃらいっすね、
もとい、マーク!
warmerwarmerを介して世の中へ飛び出していった
お野菜たちに、ぺたり、と貼るマークです。
やっとお披露目することができました!
フランスのお話を少し。
フランスも有機食品市場が産まれたのは消費者の欲求からはじまりました。
「もっと自然な安全な食べ物を食べたい」
「自分の暮らしているこの環境を守りたい」
消費者のその気持ちに答えようとして、
販売者は様々なシールやラベル、マークをつけて市場に並べました。
ただ、基準が整備されていなかったので、消費者がとまどいます。
そこで、国が規制をしはじめました。
それがいわゆるABマークです。
それから、AOCマークというものもあります。
その街の歴史をさかのぼり、その商品がどのように産まれたのかなど、調査をして
取得することができます。
これらのマークは国の認証となるので、
その信頼度は世界的に権威を持ちます。
日本では。
食品ごとの優劣を表す指標だったり、
生産工程の安全を表現するためのマークはありますが、
「地域とのつながりや、種のつながりを考えられたマーク」
のような公式な品質表示はありません。
だから、作っちゃいました!
えーーーっっ!
公式ではありません。
えーーーっっ!
全く、なんの効力もありません。
そりゃそうだーーーっっ!
ただ、これを買った人たちが種を守ってるんだぜー!
という意識が少しでも芽生えてくれたらと思ってます。
そして、こういうマークが、
販売者や生産者の中で、たっくさん増えて、
フランスのように、国が動かないかなーとか、かるーく考えています。
ないかなーあるかなーどっちかなー
だから、みなさん、真似してくださいね。
「この野菜を買うと種を生産者と一緒に守っている」
的なマークやシール、じゃんじゃか、野菜や加工品やなんかに貼りましょう!
そして。
ものすごく基本的なことを書きます。
有機の作物は消費者の私たちにとって安全な信頼のおける食べ物です。
それと同時に、
「有機農業は環境を守る生産の方法だ」
ということも、同じ意識の中で持っていてほしいと思います。
今の日本だと「安全安心」が先ばしりすぎています。
それも大切だけど、
オーガニックって、共に生きる生き方であり、
私たちはこのライフスタイルを選んでいる。
それをもっと、身近に感じられるようになるといいなと、思ってます。
で、その延長線上に
「LOVE SEED」
が、広がっていきますように!
30年前と今、先輩達へのリスペクト!

30年前と今、先輩達へのリスペクト!

9/11から古来種野菜が新宿伊勢丹にて販売されることになり、
それに伴って、沢山の方にご協力をいただき、
古来種の野菜を栽培している生産者を探し求めました。
その中で、気づいたこと。
————————————–
30年前。
「有機農業の認知度が低かった頃、探しても探しても、栽培している人は少なかった」
とよく聞いていた。
それを思い出した。
30年たった今どうだろう。
有機生産者は就農者全体のまだ5%未満。
それでも世の中にオーガニックという言葉が浸透し、こんなにも沢山の
有機野菜を手にとることができるようになった。
何より、人々の意識の高さや認知度が考えられないほど、状況を変えた。
そう、人々の「欲求」と「意識」が、
この30年間で、有機農業を身近にしてくれた、と言っていいと思う。
今、私たちが全く同じ状況で。
古来種のお野菜を探していると、本当に、流通にのせられるほどの野菜がない。
ぐったりするほど、ない。その上に、いろんな問題が度重なる。
理想の野菜に出会ったとしても、作り手は年配のおじいちゃんやおばあちゃん。
もう、畑を広げて新たな流通を!なんて、言えない。
かといって、就農の浅い生産者のお野菜は、なんとか軌道にのせるため、
流通にのせやすい、育てやすい、などの社会のいたしかたない問題で、
古来種とはいえ、みんな同じ品種の野菜を作っている。
これが後に、種を採り続けていれば、
10年たった時、同じ品種じゃなくなる。
その育ってきた風土が種の記憶に宿り、違うお野菜になってくる。
そこまで、私たちは待たなくてはいけないのだ。
生産者と一緒に待たなくてはいけない。
もしくは引き継ぐ準備を早急にしなければ、いけない。
そして、消費者は。
30年前と同じく、私たちの「欲求」や「意識」を声に出さなくてはいけない。
30年前に学生運動とともに、有機業界を広げてきてくれた先人の方たちに、
ただただ、リスペクト!
この30年があり、この土台があるからこその、
今の私たちの活動が成り立っていることが、
身をもって感じることができた。
さぁ、ここから30年、正しくおもしろいことを!
「種が大切だって言い続けようぜー!」
9/11より古来種野菜を新宿伊勢丹店で販売します。

9/11より古来種野菜を新宿伊勢丹店で販売します。

9/11より継続的に新宿伊勢丹の地下にて、
古来種野菜を販売いたします。
種市からはじまった本当に感謝すべきご縁です。
伊勢丹さんが「やりましょう」と言ってくださいました。
古来種のお野菜は、収量が少ないこと、
生産者が少ない、流通にのりにくい、など。
様々な背景を理解してくださり、
それに対し、前向きに長いスパンをかけて、
伊勢丹として取り組んでいきたいというスタンスを
とってくださいました。
これは本当に素晴らしいことで、
奇跡のようなことです。
土を耕し、芽が出てふくらんで花が咲く。
この感覚を私たちの中にもう一度、取り戻すために、
流通に関わっている中でできること。
デパートやスーパーマーケットに
普通のお野菜と一緒に「棚にならぶ」
私たちのある意味1つの目標でした。
それが、こんなにも力強く実現するのです。
しかも、日本を代表する新宿伊勢丹で。
9月は端境期ということ、
古来種の野菜は収量が安定しないこと、
そして何より私たちの力不足もあり、
私たちが用意したお野菜については
最初は少量からの販売となってしまいました。
9/11〜24までは伊勢丹でのイベントも開催されるので、
できるだけwarmerwarmerスタッフと高橋が店頭におります。
どうぞ足を運んでみてください。
お話など聞いてみたい方は、
こちらまでご連絡いただきスケジュールを確認なさってください。
info@warmerwarmer.net
伊勢丹さんの方で取り扱う古来種の野菜はあります。
皆様ぜひ新宿伊勢丹へ!
warmerwarmerマガジン「八百屋」

warmerwarmerマガジン「八百屋」

このたび私たちは、warmerwarmerマガジン「八百屋」を発行いたしました。
詳細についてはこちらをごらんください→http://www.warmerwarmer.net/grape2/
八百屋、みたいな仕事をしているつもりです。
正式に言うと八百屋業というものが、
どんなものなのか、私たちには定義があります。
その定義にのっとって、仕事をしていると、
とても身になるお話を聞けたり、
または逆にこちらから情報を発信させてもらったり、
思いもよらぬ時間を過ごすことができるのです。
それは、いいこともあるし、せつないときもある。
ほうぼうからそういう事を、見たり聞いたりしていると、
何か記録だったり、興味のある方に見てもらいたかったり、
それから、もっと知ってほしいことがあったり。
それは、ぜんぶぜんぶ、その想いも含め宝物なのです。
どれひとつ、とりこぼしたくないな、という想い。
そのうまくいえない宝物たちが、
社会というフレームからじわりじわりと飛び出そうとしていること、
それを、今の時代だからできること、として、残したかった。
それから。
農家さんたちは、日々もがいていて。
就農の浅い農家さんたちは特に日々もがいていて。
季節のいろいろや自然界の変化とかに影響されて
一瞬にして数ヶ月の時間を取り戻せなくなる時がある。
それは、季節や自然が原因なんじゃなくて、
私たちの「これまで」にも責任があるのに、
農家さんだけが、その影響をダイレクトにうけてしまう。
なぜか野菜に「はやり」のようなものがあったり、
過剰にできてしまった野菜たちの行き場がなくなったり、
本当に、様々なことと向き合わなくちゃいけない。
そういうことは、きちんとイメージできるひとはわかると思う。
シェアしなくちゃいけないと思う。
喜びも痛みも。
その先へ。
農家さんたちが食べていくには、というか、
安心して作物を育てるためには、
次の作物ができるまでに何かできることはないのか。
それを考えて、できるところからになりますが、
このzineの中で、農家さんたちに仕事を作ろうと思っています。
記事を書いてもらったり、作物を紹介してもらったり。
ほんの少しでも、手元に収入が入るようにしていくつもりです。
そして、さらにはお買い物改革!
八百屋という職業の一番、大切なところだと思っていますが、
作る人の意識やひとつ先の作物を提案する、
買う人の意識やひとつ先の生活を提案する、
そうすることで、何も変わらないと感じてしまっている社会を、
自分の手で変えることができる、
見ている風景は変わらないかもしれないけれど、
感じているイメージできる感覚は、確実に変わっていくと信じています。
それはとても気持ちのいいこと。
心が自由になることにつながっていきます。
今、そのことに共感して下さって、販売にご協力いただいている店舗をご紹介します。
◇新潟県新潟市 マリールーさん→http://marilou.jp
◇東京都武蔵野市 ダンディゾンさん→http://www.dans10ans.net
◇東京都国分寺市 カフェスローさん→http://www.cafeslow.com  
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□□□ お買い求めご希望の方はこちら→http://warmerwarmer.net/muscat3_list/
□□□ 販売にご協力いただける店舗の皆様、こちらまでお気軽にご連絡ください:info@warmerwarmer.net
※「八百屋」の売上から経費をひいた収益は種を守る活動資金として利用させて頂きます。
また、栽培するのに手間がかかり、収量が少なく、カタチが不揃いなどで、
なかなか安定収入に結びつくことができない農家さんたちこのマガジンの中で
農家としての知恵や日々の暮らしのことを記事として表現していただき、
お仕事としてお願いするしくみを作ろうと考えております。
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