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お問い合わせをご検討いただいている皆様へ

ここ数日、私たちがご紹介している古来種野菜についてお問い合わせが増えてきました。
普段ですと、おひとかたずつに説明を差し上げているのですが
お返事が間に合わない状況になってきましたので、
お問い合わせをご検討いただいている方へ、お知らせさせていただきます。

ここ数年。
若手生産者の努力が少しずつ実り、
古来種の野菜を、「出荷用」として栽培する農家さんも多くなり、
もちろん、とにかく、大変なご苦労を伴っているのは事実ですが、
4,5年前と比べると、食卓のひと皿を古来種野菜で楽しんでいる方が
増えてきていると思います。
でも、それは大きな目線でみると、まだまだひとにぎり。
私たちが、現在お取り引きしている農家さんのほとんどは、
出荷用に栽培されていないお野菜、すなわち自家用として、
ご先祖から受け継いで、栽培しているお野菜を

「お裾分け」

していただいているのが現状です。

もちろん、作付け依頼なども少しずつはしております、
ですが、それは、私たちの取り扱える量、すなわち、そんなに多くない量、です。
量産して、できるだけ多くの人に食べてもらえるしくみづくりは、
現段階ではできないですし、おそらく、私たちの事業レベルでは、
不可能に近いと思っています。
なぜなら、もともとこういった在来・固定種の野菜というのは、
各地域で守り受け継がれていくものだからです。

それともうひとつ。
流通する=量産するということです。
量産=単一栽培に近づくということです。
こういった古来から続く命ある野菜たちの、
「単一栽培」という道は、想像できると思いますが、
収量が少なく、病気にもなりやすい、量産をすればするだけ、
農家さんがリスクを抱える、そして、そのリスクへの保証はどこにもありません。
また、量産すると、加工品をつくる方向へ進みます。
売れればまだいいですけれど、安いものではありません。
もし、売れなくなったら、その加工品工場も機能しなくなり、
農家さんが広げた土地ばかりが残る。
そんなケースをいくつも見てきました。
そのリスクを負うのは、いつも農家さんなのです。
そんな状況は、もう、みたくないのです。

という背景もあり、お問い合わせをしていただいた内容によっては、
ご納得していただけるようなご提案やご紹介というのができないこともございます。
「今、ある古来種野菜たちに光をあてる」
ようなしくみづくりが、やっとやっと、カタチになってきたばかりなのです。

という状況ではありますが、ご興味をもっていただいた方、
ぜひ!なんらかの方法で私たちに会いにいらしてください。
これまでどおり、小さいですが、そういった場づくりをしていきますし、
企画やマーケット、トークショーなども開催します。
私たちが持っている、5年後、100年後へむけての段階的な役割について、
どんどん共有していきましょう。

私たちは先祖になります。
どんなに小さなことでもいいのです、その役割をいろんな方向から
一緒に考えていけたら、とても嬉しいです。

warmerwarmer 高橋一也