たね、をつくった人々~「たねや」から紐とく、これからの、たね。
今回、一度お話を聞いてみたい!と思っていた、阿部希望さんとの時間を企画させていただきました。
私たちは、古来種野菜、という種から育つ野菜を扱う八百屋です。農家さんたちと野菜に出会い、日々、驚きでいっぱいなのですが「たねや」さんに出会うことはなかなか身近ではありません。「種を生産する仕組み」「品質や値崩れを守る仕組み」など、100年前のたねづくりの工夫は、現在の私たちの暮らしの食まわりに生かされていると、阿部さんの著書「伝統野菜をつくった人々」は伝えてくださっています。私たちが現在いただいている野菜は、固定種、在来種、そしてF1種の野菜。それぞれの背景の中で語り継がれ、もしくは作り続けられている野菜たちは、この「たねや」の存在がなければ、現在の形態を保っていないかもしれません。「たねや」の仕事を、古文書(歴史資料)の分析やフィールドワークを行い研究されている、阿部希望さんをお迎えその歴史を紐解きながら、これからの、たね、の在り方を、今立っている場所で深められる時間にしたいと考えています。
詳細は以下となります。よかったら読み進めてみてください。とても興味深い時間になるはずです!
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◆ 日時:2024年7月27日(土)10:30開始 12:00終了予定
◆ 会場:オンライン配信 zoomを使用します。参加予定の方にURLをお送りします。
◆ 参加費
一般:1,500円
※次代の農と食をつくる会 会員の方は無料です
(一部アーカイブ配信あり)
◆お申し込みはこちら↓
https://peatix.com/event/4035249/view
◆ゲストプロフィール
阿部希望(あべのぞみ)さん
宮城大学食産業学群フードマネジメント学類 助教
1984年、栃木県生まれ。筑波大学第二学群生物資源学類卒業、筑波大学大学院生命環境科学研究科博士課程修了。博士(農学)を取得。日本学術振興会特別研究員PD、学習院大学史料館臨時職員、国立公文書館つくば分館非常勤職員、立教大学経済学部助教を経て、2021年4月より現職。日本農業史学会理事、伝統作物種苗保全ネットワーク幹事を務める。
専門は農業史、食文化史。歴史・文化の視点から、「食と農」の地域史や「生産と消費」の関係史を明らかにすることを目的としたフィールドワークを重ねている。主な著書・共著書に『伝統野菜をつくった人々-種子屋の近代史-』(農文協、農業史学会学会賞を受賞)や『食と農の人文学』(ミネルヴァ書房)がある。
◆ 主催・問合せ:一般社団法人 次代の農と食をつくる会
〒107-0052 東京都港区赤坂3-19-1 東京農村4F 担当:間宮(事務局)
info@jidainokai.com / http://jidainokai.com
◆「次代の農と食をつくる会」会員の方は、各種イベントが参加費無料+過去のイベントアーカイブが見放題です。
月額2,000円(税込)。会員登録の詳細はこちらから
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